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社会起業家への道3 [読書]


日本を元気にするNPOのつくり方

日本を元気にするNPOのつくり方

  • 作者: 市村 浩一郎
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2009/04/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

この本では「NPO(Non Profit Organizationの略で民間非営利組織)」について正しい知識とあるべき姿を説いています。

社会を動かす団体には「行政(官の公)」と「営利企業(民の私)」以外に「NPO(民の公)が」を置いて、三権分立の体制を取るべきとの事です。
確かに「行政」と「営利企業」とでは立場的に相反する関係であり、
様々な社会問題を解決させるには、間に立って社会を良くする為に動かす団体が必要になってくるでしょうね。

満足度:★★★★★

ただ、NPOを動かす最大の壁が収入面であり、
非営利であるが為に参入しづらいと言う厳しさがあるようです。
(助成金や寄付でまかなうにしてはまだ厳しい状況)
ボランティアも「民の公」に含まれますが、収入面が成り立たないとなかなか対等になれません。
アメリカでは盛んなようですが、日本ではまだ「行政」か「営利企業」かの認識しかないのがほとんどのようです。

NPOの存在と必要性を国民全体に示せないことには寄付を受けるのも厳しいですし、
まだまだ課題点がありそうです。
しかし、社会的に最も求められるべき存在のハズです。

どうしたら社会の三権分立としてNPOを成り立たせられるのかを皆で考えて行くべきでしょうね。
勉強になりました。

社会を上手く回す為には「官の公(行政)」や「民の私(営利企業)」だけではなく、
「民の公(NPO)」が必要であると何度も強調している所が印象的でした。

そもそも収入の出所によって立場や考え方が違う訳で、その出所に対して頭が上がらないのが今の実情です。
生きていく為に当然と言えば当然ですが。

かつて江戸時代は寺子屋などがあって習い事に来ていた生徒の親の寄付や菓子折りでまかなわれてたと言います。
実はその時代からNPOが存在していたんですね。

ここ最近、住んでいる市のコミュニティを覗いているのですが、
色々と問題も多く、市の局員の方でも(立場的に?)対応しきれていない状況のようです。
(自分はこれまで会社勤務の事だけで頭がいっぱいで、住んでいる地元の事すらよくわかってなかったようです)

NPOは将来の課題として残しておき、今は自分にできることを見つけてみようと思います。

日本のNPOはなぜ不幸なのか?―「社会をよくする」が報われない構造を解く

日本のNPOはなぜ不幸なのか?―「社会をよくする」が報われない構造を解く

  • 作者: 市村 浩一郎
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2008/09/20
  • メディア: 単行本


NPOという生き方 (PHP新書)

NPOという生き方 (PHP新書)

  • 作者: 島田 恒
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2005/02/16
  • メディア: 新書


NPO法人運営・税務完全マニュアル―誰にでもわかるNPOの実務

NPO法人運営・税務完全マニュアル―誰にでもわかるNPOの実務

  • 作者: 福島 達也
  • 出版社/メーカー: Jリサーチ出版
  • 発売日: 2004/02
  • メディア: 単行本


図解 NPO法人のつくり方・運営のしかた

図解 NPO法人のつくり方・運営のしかた

  • 作者: 宮入 賢一郎/森田 真佐男
  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 2007/10/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


NPOの資金づくりがわかる本!―リーダーが知っておくべき成功のポイント

NPOの資金づくりがわかる本!―リーダーが知っておくべき成功のポイント

  • 作者: 田中 尚輝
  • 出版社/メーカー: 学陽書房
  • 発売日: 2008/07
  • メディア: 単行本


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