システムトレード勝利の方程式 [投資]
ファンダメンタルズでは読みにくいFXと日経225について勝利のカギとなるのがシステムトレード・・・と言うことで、その意義と独自のシステムの立て方を取り上げています。
チャート分析によるトレードと言うのは「後ろ向きに歩く」ものとはよく言ったものです。
株や先物などの経験者ならよくわかることと思いますが、前を見たくても誰にも見えない訳ですから
後ろに見えているデータはないよりはずっとマシと言うことなんでしょうね。
それから、移りゆく時代においてシステムトレードには完成系と言うものはなく、
時代の変化に合わせて常に改善して行かなければケガをするとの事です。
それでも人間は欲と恐怖を持つ生き物である以上、同じ過ちを繰り返す
・・・だからこそシステムトレードなんですね。
ルールに従ったり作るだけですので、相場の才能は必要ありません。
強いて言えば、どんな局面でも感情にだけは左右されないと言う所でしょうか。
満足度:★★★★☆
この著者ってつい先日オンライセミナーを受けたトレーダー政治家さんじゃないですか。
この本ではテクニカルの有用性を書いてあるけど、セミナーではテクニカルは後付けって言ってたんですよね。
政治家になる前の本だからでしょうね。
今は世界の動きがよく見える立場だから、ファンダメンタルズ志向にシフトしているのかもしれません。
世界中の一般人が為替市場に参加できるようになってからは、為替は政府の介入でどうこうできるものではなく、ただただ需給によって決まるものと言っていました。
結局お金と言う物は相手の善悪の区別なく動いていくと言うことですね。
ビジネス・商売においては需給の関係で独自の立ち位置を確保していれば良い訳であって
競争の激しい世界に入っていは行けないと言うことになります。
(供給過多になりますから)
だから「正しいから売れてる」「売れてるから正しい」なんてのは結果が出てからの後付けに過ぎない訳ですね。
特にエンタメ系は。
1月末にこの方を含めたセミナーがあるので、参加申し込みしておきました
昨日、田町で行われたセミナーもかなり勉強になりました。
本物の相場師にまでは及ばないとしても、そう言う考え方のできる人間になりたいですね。
FX 「シグナル」を先取りして勝つ! -稼ぐ人はなぜ相場の動きを読めるのか?-
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