天才! 成功する人々の法則 [読書]
「生まれながら天才で尚且つ成功する者はいない」
と言う観点から成功者のとりまく環境がどうだったかをストーリー仕立てで解説されている本です。
生まれた月、育った環境、身につける為にかけた時間(最低一万時間)、周囲の助け、そして生まれた時代
・・・と本人だけの力ではどうにもならない「好機」と言うものに恵まれているかどうかなんですね。
平等に「好機」さえ与えられれば、才能が開花する確率はグンと高くなることになり、
国はもっとマシな方向に回っていくのかもしれません。
日本にはそう言った「好機」がない方ですね。
特にこの最悪な就職状況のタイミングで成人になった若い方々とか。
生まれながら能力のない人間なんて存在しないんでしょうね。
満足度:★★★★★
何の紹介だったか忘れてましたが、図書館で予約してたのが入ってたとの事で
二週間前に借りて飛び飛びながら読んでました。
天才と呼ばれる成功者の環境をよく分析した「能力を開花する為の本」です。
一番ネックになるのは「習得に最低一万時間」ですね。
他の要因はともかく、これだけは平等に与えられるチャンスだと言えますが、
一日三時間打ち込むとしても約10年って事になります。
物ごころのついた幼い頃から目指すものを決めたとして、そこから10年ですから
日本の環境で考えると、普通教育を受けつつ受験の事も考えるとなかなかそのような環境になるものでもありません。
高校出る頃に将来の進路決めようって時期にもう本番までの時間がない。
こうして普通にサラリーマンになるしか道がなくなっちゃんでしょうね。
(仮に10年修行で才能がついたとしてもそれで「生涯食える技能」なのかも定かではないですから)
ただこの時間に関しては一万時間とは行かないまでも
意識して取ろうと思えば取れるものではないでしょうか。
私も今、時間を大切にしています。
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