模型活動（パテ造形講義）

先日の模型クラブで行われた
ガンプラマイスターによるエポキシパテ造形講義の内容です。

とりあえず工作のポイントだけ。

＜必要な物＞
・エポキシパテ
　ウェーブの軽量エポキシパテが硬化後の加工がし易く、この種のパテの分量に対しては安い方。
　粘り気が強く、後から足したり削ったりする事が可能。
　ファンド（紙ねんど）の方が分量的に安いが、後の付け足し時に瞬着が必要になってくる。

ウェーブ・エポキシパテ(軽量タイプ)

• 出版社/メーカー: Wave
• メディア: おもちゃ＆ホビー

・アクリル溶剤
　エポキシパテの表面を若干溶かす事が出来、プラスチックへの食いつきが良くなる。
　作業終了後に手に付着した粘り気を落とす。（水では落ちない）

タミヤ・アクリル塗料 溶剤 X-20A 特大 250ml

• 出版社/メーカー: タミヤ
• メディア: おもちゃ＆ホビー

・つまようじ
　パテの表面を整えるのに用いる。
　アクリル溶剤につけて、パテの表面で転がすように加工する。これが意外と使いやすい。
　先が尖っているので汎用が効き、非常に安価。
　本来はスパチュラを用いるが、専門道具の為価格が高い上に種類をそろえるのが大変。

・紙やすり
　思い切り粗目の物を使う（８０番）

・デザインナイフ
　曲線刃、３０度刃、４５度刃を用途に応じて使い分けるが、最初はいずれかがあれば良い。

クラフトツールシリーズ No.20 デザインナイフ [新価格] 74020

• 出版社/メーカー: タミヤ
• メディア: おもちゃ＆ホビー

クラフトツールシリーズ No.40 モデラーズナイフ 74040

• 出版社/メーカー: タミヤ
• メディア: おもちゃ＆ホビー

曲線切り用デザインナイフ

• 出版社/メーカー: エヌテイー
• メディア:

＜手順＞
１）切る　主剤と硬化剤を同じ量になるように切る。
２）練る　主剤と硬化剤の色が完全に混ざるまでよく練り込む。
３）盛る　大きめにボコッとしている所は盛っておく。
４）削る　２時間程置いといて、デザインナイフでまずブロック状に削ってから造形に入る。

デザインナイフで削る際は薄皮を剥がす感じで少しずつ削る。
大きく削る時はVの字に切り込みを入れて削る。

今回は「握りこぶし」を作りました。
手順は大体こんな感じです。

親指がボコッっと出ている状態で大まかに盛る
↓
２時間経過してからブロック状に削る
↓
指の外形を削り込む
↓
掌の部分を削る
↓
小指から人差し指まで順に階段状に削っていく
↓
親指の先が回り込むように再度パテを盛る
こぶしの周りに薄皮を巻く

とりあえず今回はここまでで、続きは次回へと繰り越しになりました。

工作中、周囲がもの凄く集中しててシーンとしていました。＾　＾；

写真は私の作例ですが、サイズが小さすぎて（1/144位）、細かい部分に目が届きませんでした。
固定用のルーペとか欲しいですね。

初めてのパテ造形でしたが、私にしてはまあまあの出来だった方でしょうか。
盛って・削っての繰り返しなので、誰でも造形は可能との事です。
思った以上に手間がかかっていたので、人とかロボットを一体作るのに相当時間がかかりそうです。
早い人だと一週間で一体を作り上げるそうです。

個人的にはこう言う０から作り上げる作業が好きですね。
このスキルを身につけて行きたいと思います。

タグ：エポキシパテ 造形 デザインナイフ フィギュア スクラッチ