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「怪獣と美術」展に行ってきました [アニメ・特撮]

怪獣と美術(三鷹市美術ギャラリー)

三鷹駅南口を出てすぐにあるCORALの5階でやっていると聞き行ってきました。
ウルトラシリーズの美術を手がけた成田亨、高山良策、池谷仙克のデザイン画、造形が展示してありました。

初代ウルトラマンに登場したレッドキングやバルタン星人を初めとしてウルトラセブンのイカルス星人、キングジョーなどがあり、「突撃ヒューマン」のデザイン画も展示してありました。ヒューマンに登場する怪獣もデザインした人が同じ成田亨であって独特のオリジナリティが感じられますね。

美術や芸術は一般人には理解し難い所もあるけど、成田亨の生み出した怪獣や宇宙人には、奇抜でありながらも親しみを感じさせられます。
動物をストレートにモチーフにしたのではなく、本質的な解釈の元に新たな生物を生み出しているように思えてきます。「もしかしたら存在しそうかも」と言った所でしょうか。

スペクトルマンに登場したコンピューター怪獣も展示されていました。元は高山良策氏がオブジェ用に作ったものをそのまま使用されたんだとか。

成田亨が語る文が印象的で、芸術・美術家とデザイナーは別物だと言うことだそうです。
芸術・美術家は、形をつくる難しさと向き合いながら本質に近づけていくのに対し、デザイナーは依頼主の顔を伺いながら要求に答えていく職業であり、
後者には、本質がわからないから装飾を増やしたり角を生やしたりしているだけなのだと。

成る程、この事は怪獣や宇宙人だけでなく、ロボット物やファンタジー物にも通じる物がありますね。

色々勉強になりました。

ここに展示してあるものは、同時に販売している書籍「怪獣と美術」にも掲載されています。
当然購入しました^ ^

この美術展は10月21日(日)までやってます。
リンク先に割引入場券がダウンロードできますので、興味のある方は行かれてみてはいかがでしょう?


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