国家破綻はありえない [読書]
「日本は多額の借金を抱えている」とか「少子高齢化が進んでいる」と言った悲観論が飛び交う中で
むしろそれが日本経済にとって良いことであると論じています。
著者は証券会社、外資系証券会社、建設・不動産業界を渡り歩いてきた方で、主張の裏づけと共に読んでてなるほどと思える内容です。
(やや表現が大胆ですが)
確かに今の日本は食える食えないって状況ではなく、
オタク文化で盛り上がれるほど贅沢な環境下にいる訳ですね。
だからと言って楽観してて良い訳でもないですが、
こう言う視点も大事だと思います。
満足度:★★★★☆
日本経済にネガティブ思考の本や説が飛び交う中で、むしろそれが良いことであり、
破綻することは決してないと主張されています。
こう言う視点の物もなかなか面白いです。
特に土地バブル崩壊によって就職難だった時代が、今度は少子高齢化(→働き手の減少)に
よって立場が逆転して失業者が減ると言う説も需要と供給の観点から考えると成る程と思わせます。
この本では、このまま何もしないでいれば幸せな人生を送れるようにも受け取れるけど
それはちょっと考えられないかなと。
それでも、今後の判断で役に立つことは大いに書いてあると思います。
無理に自然の流れに逆らわず、柔軟に行きましょうって事ですね。
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