生きる―宮本武蔵からのメッセージ [読書]
吉川栄治著の「宮本武蔵」から始まり、宮本武蔵著の「五輪書」を経て
現代人が人生やビジネスの面での生かし方を研究・解説された本。
宮本武蔵は、とにかく「勝つ」事を第一にしてきた。
その為に日本で昔から重要とされている「型(伝統、固定された物)」と言うものを持たなかった。
(常に柔軟に物事に当たれると言う理由から)
武蔵は人生そのものを「戦い」に置き、「生き残りへの思考」を貫いたと言う。
本質面で語られているので、どんな立場でも当てはまる内容となっていると思う。
この著者は有名な吉川栄治著の「宮本武蔵」には(実像から)疑問を抱いていており、
宮本武蔵著の「五輪書」から架空と現実の武蔵を研究されたようです。
この本を読む発端は、次の創作漫画で検討している武道・格闘系の資料用に本を探していて
技術面よりもテーマ性を追いたくてこの本に辿りつきました。
今度は「五輪書」も読んでみようと思います。
ちなみにこの本は図書館の「武道」のジャンルにあったのですが、
内容的に「(本質面においての)ビジネス」の分野ですね。
吉川栄治の小説はあくまで小説で、創作要素もかなり
入ってるという話は聞きますね。
武蔵は実在の人物だけど、佐々木小次郎なんかは
どうも架空の人物っぽいし。
マス大山みたいに人生変えるほど大真面目に影響
受けちゃった人もいるからそれはそれですごいというか
ある意味罪深いのかもしれない・・。
by 土岐目盛 (2006-09-17 10:33)
吉川栄治版はその内読んでみようと思います。
創作の読み物として面白い内容なんでしょうね。
「空手バカ一代(第一部)」に関しても8割の部分は創作だとか。
by noname (2006-09-17 19:43)
イヤー、「空手バカ一代」に書いてあることは
全て事実なのであります(笑)。
梶原先生自身が一巻の冒頭でそう仰られている
ので間違いありません。
押忍!
by 土岐目盛 (2006-09-17 20:26)
「空手バカ一代」
良い話なので、自分は信じる事にしてます。^ ^
リメイクの「空手戦争」でも
ブルース・リーが極真道場に習ってたとか
赤竜にやられたとか言い切ってましたね。
by noname (2006-09-17 21:50)