人とロボットの秘密 [読書]
漫画やアニメのロボットや実在するロボットを取り上げ、人間の本質に迫っていく本。
人間は意識(心)だけでなく、センサー(体)も組み合わさる事で初めて機能すると言う解説には納得させられます。
数々のロボット考察の本をこの一冊にまとめているので、
これからロボットの本質を知りたい方にお勧めです。
(自分はほとんど読んできた内容でした)
満足度:★★★★☆
ロボットの定義は、昔は「産業用機械」としての物だったのに対し、
今では「実世界に働きかける知能をもったシステム」を意味するそうです。
動き的にはかなりの所まで来ているので、これからはAIやセンサーがこれからの肝となっていくようです。
「マジンガーZ」の例を取り上げて、子供がロボットを好きなのは、それに乗る事で大人より大きくて力のある物になれると言うことらしいです。
自分の場合、「マジンガーZ」が物心ついた時に触れたロボットで、豊富なギミックと無敵の強さに憧れを感じはしたものの、どうしてもアニメと言う「絵」である事に実感が沸きませんでした。
おそらく「実体のあるロボット」の方を求めていたのだと思います。
なので「レッドバロン」「マッハバロン」「大鉄人17」と言った実写ロボットの方が好きな方でした。
実写ロボットは実際の映像なだけに質感にリアリティさがあり、何よりも目が本物の電飾なのが子供心にワクワクしたものでした。
ちなみに当時観てた時は「本物」と思ってました。(笑)
(アニメのロボットももちろん好きですよ)
話しがちょっと逸れます(この本にあったので)
「大人の観賞に耐え得るアニメーション」の表現が前々から引っかかっているんですが、
堂々と「本来子供が観るアニメを大人も楽しんで観ている」で良いんじゃないのかなーと思ったり。
ロボット工学が発達して、人間の事も色々わかってきた事で
人のロボットに対する認識も変化していくのでしょうね。
次世代に求められるロボットがどのような物になっていくのか楽しみですね。
おそらく「道具としてのロボット」ではなくなるんじゃないでしょうか。
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